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色んな国を渡り歩いた後にたどり着いたオランダから見る風景。


by Kiki
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わさわさと学ぶ日々

ふと気づけば三月になっている。ここのところ、気を少しだけ休めて心に留まったことについて書く、という余裕がないので、何をしているのかということだけ書いておこうと思う。

二月の後半に入ってから、デルフト工科大学(TU Delft)のオランダ語のコースに再び行き始めた。去年の春、五月から六月にかけて初級1というコースに通った(いわゆるA1のレベル)。このコースを何とか修了して次のステップ、初級2(A2レベル)に進む権利を得たものの、秋は仕事が忙しくとてもこのコースとの両立は無理だと思ったので、先延ばしにしていた。

一方、夏から秋にかけて、デルフトのやり方ほどは大変ではない、近所の語学学校に通ってA1とA2を終えた。これが、デルフトではあまり時間をかけてやらない文法の解説をきちんとしてくれるので、復習になってとても良かった。

オランダ語の勉強とは別に、オンラインでのあるコースを九月から始めていた。こちらは将来的に関わって行きたいと思う分野での、専門家としての認証コースなのだけれど、私にとっては未知の分野であるため基本的な概念を理解することに結構時間がかかってきた。忙しかった秋はまったく手のつけられない日々もあったけれど、年末年始の時期に追い上げた。

一つの山は、一月中旬に提出期限のあった課題(アサインメント)。正直なところ、きちんと問題に答えられているのか、あるいはまったくとんちんかんなことを書いてしまっているのか最後まで見当がつかなかった。提出期限直前にインフルエンザで一週間仕事を休んだため、その時間を利用してフラフラする頭で何とか仕上げた。蓋を開けてみたら、思ったよりも良い結果が出せたので安心した。

アサインメントをパスしたので、三月中旬の最終テストを受ける権利が得られたのは良かったけれど、そのために追い込んで勉強する時期を考えると、デルフトのコースに行き始めて大丈夫なのか?という不安があった。直前まで迷ったけれど、TU Delft のオランダ語、初級2に通うことにした。

「(インテグレーションテストに合格する)三年の期限が半分過ぎたんだよね。そろそろオランダ語の勉強を何より優先した方がいいかもね。」

普段あれしろ、こうしろ、とは全く言わない夫が、ある時こういう風に言ったので、それにも後押しされた。

分かっちゃいたけど、大変なコース。すでに二週間、四回のレッスンを終え、そのうちの一回では二分間のプレゼンテーションまでした(何日も前から、何十回と練習した)。でも、始まってから、何というか、脳のどこかがわさわさと忙しくしているという感じの快感を思い出した。そして、こうでもしないと今の私が新しい言語を吸収することなどできない、言い換えると、これだからこそ少しずつでも吸収できているんだ、という実感がある。

朝九時から夜六時までみっちりのフルタイムの仕事をしながら、専門家認証の試験勉強と、週に夜二回のオランダ語のコース通い。こっちは毎回テストがあり、80%クリアしないと進んでいけないという厳しいもの。予習が大変だ。

そんなこんなで、もらったメールに返事できていないし、本なんかもちろん読めないし、やりたいこともすべて後回し。

三月中旬を過ぎたら、トンネルの先が見えてくる。その頃にはもうすっかり明るく、春になっているだろな。




by mycornerofworld4 | 2018-03-03 22:38 | オランダ語